毛利勝永の話
大河ドラマは一通り見ます。
しかし、大概途中で挫折します。
最初から最後まで観れたのは、独眼竜政宗、北条時宗、真田丸の三本のみです…八重の桜は会津戦争までは見ました。
そんな私が最後まで観れた真田丸。
以下ネタバレも含みますので、いないと思いますが、これから視聴予定のある方はご注意下さい。
見ていて気づいたのですが、物語終盤、大坂夏の陣の中で、大坂城の堀を埋められ丸裸同然の大坂城では籠城は不可能との事で、武将たちは城の外に布陣し家康の首を狙います。
しかし、家康の大軍勢の前に、後藤又兵衛をはじめとした大坂方の武将たちは討死していきます。
そんな状況の中、茶臼山に布陣した真田軍は、四天王寺南門に陣をはった毛利勝永軍とそれぞれ一点突破戦法で家康の本陣を狙います。
毛利軍の戦いぶりは凄まじく、まず、本多忠朝隊、小笠原秀政隊と交戦。両軍を撃破し、しかも両将を打ち取ります。更に、浅野隊、仙石隊を始めとした徳川軍12隊を撃破し、その上、家康本陣を強襲します。
真田丸では、この、毛利勝永の活躍をサラッとナレーションで伝えましたが、これってかなりすごい事ですよね?って思いました。
真田幸村が家康本陣を襲い、家康を後一歩のところまで追い詰めた話は有名ですが、毛利勝永のこの活躍はあまり知られていません。
毛利の活躍の間隙を狙い、真田軍は家康本陣に何度となく襲い掛かれました。結果、あと一歩の所で家康を打ち漏らしますが、変な言い方をすれば、真田幸村に美味しいところを奪われた といってもいいのではないでしょうか。
真田丸の中で毛利勝永が出てくるのは終盤に入ってからです。最初は幸村に対しあまり良い感情は持っていない様でしたが、戦いを通じ、互いに信頼し合っている感じでした。
こういった隠れた名将達が日本の礎を築いたのですね。
感慨深いです。
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