manynoneko’s diary

知ってる事をジャンルに関わらず投稿してます。

いつものがん保険

自分がガンになってしまったら…

想像するだけで恐ろしいです。

ご存知の通り、ガンにはこれといって特効薬的なものはありませんが、早期発見をする事で大概のものは完治できます。

早期発見のためには、定期的な検査をすることが一番だと思います。

それは、ガンという病気の殆どが、初期段階では自覚症状や身体に異変が無いことから、自分自身で見つける事は、まず無理だからです。

一部、乳がんや皮膚ガンなどは、ある程度、自分でも把握する事ができるかもしれませんが、それでも、定期的な検査には、かなわないのではないではないでしょうか。

勤務先や市町村などで行う定期検査は、せいぜい肺のレントゲンか大腸ガン、女性なら乳がんの検査くらいでしょうか。

しかも、何年かに一回こっきりですので、やっぱり、年一回の人間ドックを私はお勧めします。

 

皆さん、ガンに対する意識が高く、私が保険の見直しを依頼された方の殆どは、がん保険に加入されています。

加入した経緯はまちまちで、社会人になった時勤め先に出入りしている保険屋さんから加入した、とか、親が加入してくれていたものを引き継いだ、とか、身近な人がガンになって自分も心配になったから入った。などなど、いろんな理由で加入しています。

しかし、殆どの方が、がん保険に加入した事に安心して、その効果や特徴は把握していません。これは、非常に危険な状態であると言わざるを得ません。

 

以前にもブログで書いたのですが、ガンの治療に関しては、昔のものであれ、診断給付特約的なものがある程度の金額で入っていれば問題はありません。

これは、放射線治療をしようが、抗がん剤治療をしようが、だいたい、この診断給付特約で治療費はまかなえます。

定年以降、ガンになったとしても、仮に年金収入で生活している方であれば、生活費の心配は年金があれば有りませんので、治療費のみを保険で賄えれば良いという理屈です。

こう言った方が相談に来られた場合でも、私は無理に新しいがん保険をお勧めしたりはしません。〔先進医療など情報は提供しお客様に選択いただいています〕

しかし、相談者が現役世代でさらに、子育て真っ最中の方であれば、そうはいきません。

その場合、治療費のほか、休業により減った収入の補填も合わせて考えないといけなくなります。それなりの会社にお勤めの方であれば、ある程度の期間休業しなければならなくても、会社の福利厚生や諸々の制度で、それなりに収入は補填されます。それでも、ガンの治療にどれだけの時間が必要となるのか、その後の職場復帰のスケジュール感など決まったものはありません。

数ヶ月で復帰できる人もいれば、何年もかかる人もいます。

そうなってくると、ガンに備えるとは、一概に治療費のみを準備するのでは少々不安です。

 

最近は、健康保険の3割負担分を保障してくれる医療保険も出ています。一見、無駄のない、理にかなった保険であると思われがちですが、こと、ガンに限ってはそうとも言い切れません。それは、前述したように、ガンという病気の特性上、治療費のみの準備では本当の意味で、完治を目指すのに少し物足りないからです。

 

ガンに備える = がん保険に加入する は、治療費のみを考えた場合の方程式で、ガンによって派生するその他の支出についてまで考えると、この方程式は成り立ちません。

では、どうしたらいいのか…

がん保険加入以外でできることをいくつかご紹介します。

 

・住宅ローンの団信にガン特約をつける

殆どの住宅ローンは、団信加入が条件となっています。以前は、死んでしまったらこの団信で住宅ローンが返済され、遺族の住むところが確保されるというものです。最近は、これに、ガン特約や、三大疾病特約をつける事ができるものもあります。

ガンの場合は大体罹患し診断確定された時に保険金がおり、ローンの半額もしくは全額が返済されます。

ガン以外の三大疾病の場合、発症してから入院を経て何日以上の障害が残る とローンの半額もしくは全額が返済されます。

この制度を利用する事により、少なくとも、ガンに罹患した以降、居住費の心配は大幅に軽減されます。通常、団信は途中から変更や特約追加のできないものがほとんどであるため、ガン保障特約を付けるためだけに諸費用を使ってでも、住宅ローンを借換える方もいらっしゃいます。

最近は、三大疾病特約以外にも、八大だとか、十以上の病気をカバーだとかをうたい文句にしている住宅ローンもありますが、保障内容を見る限り、三大疾病以外の病気に対する特約は、大した魅力を私は感じません。

ガン特約や三大疾病特約付きの団信は強くお勧めしますが、それ以外の特約については、私はあまりいいとは思いません。

 

がん保険以外の保険も検討する

例えば、生前給付的な保険に加入する方法で、がん治療時の生活費を確保する方法です。

特定疾病保障や三大疾病保険、収入保障保険などの呼び名で生保各社からこの手の保険は販売されています。

保障の範囲も保険会社によって違いますが、大まかには、ガンになったらいくら だとか、ガンになって以降生活に支障をきたした場合毎月いくら みたいな形で保険金が支払われる保険です。お勤め先の共済的なものでもこの手の保障を取り扱ったりしています。

掛捨てのものから終身保障の貯蓄タイプのものまで、幅広く各社ラインナップが有りますので、ご自身に合ったものを探すのもいいかもしれません。

ただ、この手の保険は保険料が少々高かったりもします。その場合、子育てが落ち着く期間まで掛捨てで加入するとか、定年までとか、そういったところである程度の保険料コントロールは必要かもしれません。

 

代表的なもの2つを例としてあげました。

がん保険プラスαで万が一に備えるのが良いのではと思います。

 

もし、ガンに対して心配の方がいらっしゃれば、1日でも早く信頼できる生保セールスマンに相談されることをお勧めします。

個人的には、何人かのセールスマンとお会いする事をお勧めします。

ただ、一回相談すると、保険のセールスマンはかなりしつこい場合が想定されますので、初期面談の時に、ご自身の考えや価値観をセールスマンに強めに伝えておくことがいいと思います。

ご自身とご自身の家族のための保険です。

少々面倒でも、納得いく商品や、信頼できるセールスマンと出会うまで、妥協は許されないと思います。

私の考えです。